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基本理念

わたしたちは、地域のなかで連携、協働しながら、利用者その人なりの自立を支援していけるよう、又、一匹でも多くの動物の命を守るしくみを作り、社会的意義や使命感を持ちながら、関わる人、応援してくれる人皆が幸せになれるような支援を目指します。

基本方針

  • 利用者の就労自立に主眼を置いた支援をしていきます。

  • 動物の責任ある飼育、譲渡の形を作り、運営していきます。

  • 様々な仕事を創造し、ワクワクするような事業を展開していきます。

  • 命を守り、自立へ繋ぐ仕組みを作り、その責任と使命を未来へ繋いでいきます。

代表者あいさつ

厚生労働省が2018年に実施した障害者雇用実態調査によると、約964万人いる障がい者のうち、従業員5人以上の事業所に雇用されているのは、約82万人(8.5%)と1割以下にとどまっています。そして、精神障がい者が就職してから同じ職場で1年間働き続けている人の割合は49.3%と、ほかの障がいと比べても低くなっているという調査結果も示されています。

障がい者の就労を考えたとき、「働く環境・機会の選択肢を増やすこと」と「働きがいと所得を増加させる新たな仕組み」は必要不可欠であります。しかしながら、前述の結果が示している通り、それを解決することはとても高いハードルです。 実際の現場においても、就労継続支援B型から就労継続支援A型や就労移行支援、あるいはアルバイト・一般就労といった次のステージへのステップアップは、とても難易度が高いと感じており、就労継続支援A型や就労移行支援との中間のような事業があれば思い切ってチャレンジでき、たとえ失敗したとしても得るものも大きいのではと常々思っていました。

そしてもう一つ、社会全体の問題となっている、「捨てネコ」や「ネコの殺処分」は深刻で、交通事故や病死等も含めて、毎日たくさんのネコたちの命が奪われています。それは、私たちの想像をはるかに超える数だといっても過言ではありません。

私は、自身が仕事として行っている『障がい者の就労支援』と、これまで個人的なボランティアで行ってきた『ネコの活動』における前述2つの課題に目を向け、それを職務として同時に解決していきたいという想いから、この会社・事業を設立いたしました。責任あるネコの飼育・譲渡・啓発活動に重きを置いた施設においても、それに関連する法律や規制が障壁になることも多く、様々な日々の困難や、これから勉強することは山積みです。

それでも私の気持ちを動かすのは、大きな社会的意義と使命感のある、この「障がい福祉」と「動物福祉」が融合した事業が、障がい者その人なりの“働きがいのある人間らしい仕事”となり、“人との出会いの場”となり、“生きがい”になることが想像でき、また、ネコが人間の都合により捨てられたり、交通事故で亡くなるネコが…病死するネコが…殺処分されるネコが、1匹でも減ることを願い、「ネコも幸せ」「障がい者も幸せ」「関わる人すべてが幸せになれる支援」を目指していけると思うからです。そしてそれが官民協同への流れを作り出し、そんな社会に変えていけるような未来づくりを、『命を守り、自立へ繋ぐ挑戦プロジェクト』というスローガンをかかげ、常に頭に描きながら邁進していきます。
どうぞ皆さまのご指導ご鞭撻、また温かい応援のほど、よろしくお願いいたします。

株式会社CFC

代表取締役 首藤 和彦

私たちが目指すもの

私は、自身が現在行っている障がい者支援という職務を通じて、また、個人的な日常の活動において、以下に記す2つの問題に直面し、解決策をずっと考えてきました。

障がい者の就労支援について

サマンの木、サマン春日という「就労継続支援B型事業」からみえてくるもの

1.スキルアップした利用者の“次”の移行先の問題

就労継続支援A型、就労移行支援、アルバイト、福祉的就労、一般就労 等

〇就労継続支援B型からのステップアップには大きな「壁」がある。

2.仕事の問題

内職委託業務、自社オリジナル製品(革細工、手工芸、缶バッジ、くるくるレインボー等)

〇内職委託業務…世の中の情勢をはじめとする他会社の影響を受けやすい。委託金が安い。
自社オリジナル製品…良い製品を作っても売る場所・機会が限られている。

3.ディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)の問題

・生産的な仕事(働きたい仕事)ができ、働き甲斐や働く喜びが得られること。
・一生懸命働いた対価として、正当な給料(工賃)がもらえること。
・質の高い教育や訓練を受ける機会があり、キャリアアップが目指せること。
・働くことを通して社会参加できること。

〇就労継続支援B型におけるディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)を上記4つと定義すると、若い世代の方やその先を目指す方にとって、本当に今のままで実現できる体制なのか。

以上のような課題や問題点から、精神障がい者の働くことの意義を今一度以下のように整理してみました。
1.就労を通した生活リズムの確立によって、気持ちの安定や体力の増強につながること。
2.就労により収入を得る中で、自分の役割や意義を認められること。
3.職場における仲間との連帯が生まれてくること。
4.就労することにより社会性を学び、自信や自尊心の再獲得を図れること。
このような意義が示すように、質の高い就労は経済生活の維持、社会参加、自己実現という点で大きな意味を持っていると考えられ、それが就労場面で持てたとき、心理的、社会的に大きな相乗作用が生じ、社会生活を通じて自立へ向かう可能性が高まってくると思われます。

ニャンコ希望が丘

〜人とネコが「共に生きていく」ということ〜

私たちにとって身近な存在であるネコたち。長い歴史のなかで、ときにはネズミ被害の対策として活躍し、ときには人々の心をいやす友として私たちの暮らしに寄り添ってきました。しかし、現代において敷地内での糞尿被害やケンカ・さかりの鳴き声など、社会問題のひとつとして取り上げられることも否めない事実ではあります。

何よりも、交通事故や殺処分、病死等、毎日たくさんのネコたちの命が奪われています。特に昨今のコロナ禍で浮き彫りになっている「多頭飼いの崩壊」や「飼育放棄」といった捨てネコや殺処分の問題は深刻です。これは、ネコの世話などを実際に行うマンパワー不足と、エサ代や病院代など金銭的な負担に直面しているという、今日の社会全体が抱えている問題でもあります。

『現代社会の中で、ネコはどのようにしたら人とうまく共存していけるのか?』 私もこれまで出会ったネコたちの支援を続けてまいりましたが、そのなかでも様々な“気づき”があり、私なりに考え、たどり着いた一つの答えが「責任ある飼育・譲渡の形」でした。

それは就労継続支援B型事業とネコの支援活動を組み合わせることです。障がい者の生活や活動において、自然と「ネコ」という動物を見て、触れ合うことになれば、ネコたちから元気をもらえるとともに、心おだやかな生活と仕事としてのやりがいを見つけ出すことができるのではないかと期待しています。そればかりではなく、命の尊さを学んだり認識したりすることも大きな意義だと思います。

私が直面している2つの問題を解決できる可能性がある、この就労継続支援B型事業での多岐にわたるパソコン業務やその他の内職仕事、ネコの支援施設での業務、カフェ、雑貨ショップの運営といった、より社会との接点を持った『就労』では、関わる人皆に「誇れる仕事」という自負が生まれるとともに、健全で持続可能なものになるようなシステムづくりになるとも確信しています。何よりも、障がいがある方もない方も、ネコたちも皆が共に助け合い、交流ができる素敵な場所になることを願っています。

CFCと名づけた訳

未来へ繋ぐ
Connect to the Future

私たちは、令和1年12月24日に株式会社CFCを設立いたしました。

会社名の由来は、Challenge(挑戦)Create(創造する)Cat(ネコ)Cafe(カフェ)Crony(仲間)Cooperation(連携)Company(会社)Confidence(信頼・自信)Conviction(信念)Credence(信用)Culture(文化)Collaboration(合作)等を「未来へ繋ぐ=Connect to the Future」という想いから、その英単語の頭文字をとり社名といたしました。

社名に恥じることのないように、会社と私たち自身が日々アップデートしていき、自分たちが思い描く“愛すべき未来”のために、仕事を通じて成長していくことを目指していきます。